浮田歯科医院
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病気を教えていただくことは「命を守る情報」です

2026年4月13日

歯科治療はお口の中だけの問題と思われがちですが、実は全身の健康と深く関わっています。

今回は当院で実際に起こった出来事をもとに、「なぜ病気やお薬を正確に教えていただくことが大切なのか」をお伝えします。

■レントゲン中に突然倒れた患者さん

当院で実際にあった出来事です。

ある患者さんがレントゲン撮影中に、突然意識を失い、その場で倒れてしまいました。
一瞬意識が戻ったものの、椅子に座ることもできず、スタッフ2人で支えないとレントゲン室の椅子に座っていられない状態でした。

その患者さんは事前の問診で、「糖尿病と高血圧で、高松赤十字病院に通院している」とお話されていました。
しかし、状態から見てどうも違和感がありました。

■違和感の正体

高松赤十字病院は急性期病院です。

通常、糖尿病や高血圧の長期管理は、地域のクリニックで行うことが多いです。

そのため、少し踏み込んで「本当に現在も赤十字病院だけですか?」とお聞きしたところ、やっと「人工透析で〇〇クリニックに通っている」と話されました。

■実は「低血糖発作」だった

すぐにそのクリニックへ連絡したところ、

を教えていただき、「糖分を与えて様子を見てください」との指示をいただきました。

結果的に、適切に対応でき、救急搬送はせずに回復されました。

もし情報がなかったら…

もしこの情報が得られなければ、

など、判断が大きくずれていた可能性があります。

つまり、「正しい情報があるかどうか」で命の分岐が変わるということです。

■実は珍しくない「申告されない病気」

このようなケースは決して特別ではありません。

当院では25年以上通院されている患者さんも多くいらっしゃいますが、

など、後から分かることも少なくありません。

過去にあった別のケース

以前、「病気はないので、ぐらぐらの歯をすぐ抜いてほしい」と来院された患者さんがいらっしゃいました。

念のため、お薬手帳をもとに内科へ照会したところ、末期がん治療中のため抜歯は不可という返答がありました。もしそのまま抜歯していたら、重大なトラブルにつながっていた可能性があります。

■なぜ話したくない気持ちがあるのか

患者さんの中には、

というお気持ちもあると思います。

実際、今回の患者さんもTC(トリートメントコーディネーター)が確認した際に「答えたくない」とおっしゃっていたそうです。

それでもお聞きする理由

当院では、

全身状態やお薬の確認をさせていただいています。これは決して形式的なものではありません。
患者さんの命を守るための確認です。

歯科と全身疾患はつながっている

歯科治療では、

など、全身状態が大きく影響します。

■安心して治療を受けていただくために

患者さんにお願いがあります。

✔ 新しく始まったお薬
✔ 病気の変化
✔ 入院や治療歴

どんな些細なことでも構いません。 必ず教えてください。

■最後に

今回の出来事は、「歯科医院でも全身管理が重要である」ということを改めて教えてくれました。

私たちは、お口だけでなく患者さんの人生と健康を守る医療機関でありたいと考えています。

どうか安心して、そして正直にあなたの体の情報を教えてください。
それが、あなた自身を守ることにつながります。

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