浮田歯科医院
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マウスピース矯正で噛み合わせは改善できる?治療できる症例も

2026年3月11日

嚙み合わせを矯正する上下のマウスピース

こんにちは。高松市香西本町の歯医者「浮田歯科医院」です。

マウスピース矯正は、装置が目立ちにくく、取り外しができることから多くの方に選ばれています。

なかには「マウスピース矯正で噛み合わせは改善できるのか?」という疑問や不安を抱く方も少なくありません。矯正治療後に噛み合わせの問題が残ったり、発音に影響を及ぼしたりするのではないか、という懸念を抱く方もいるでしょう。

この記事では、マウスピース矯正で噛み合わせを改善できるのかどうか解説します。マウスピース矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

正常な噛み合わせとは

噛み合わせの模型を見せる歯科医師

正常な噛み合わせとは、上の歯と下の歯がバランスよく噛み合わさっている状態を指します。上の前歯が下の前歯よりも少し前に出ていて、上下の奥歯がしっかり噛み合っている状態が理想的です。

このような噛み合わせは、食べ物を効率よく噛んで飲み込むことができ、発音や呼吸にも良い影響を与えます。また、顎や筋肉にかかる負担も均等になり、長期的に見ても歯や口の機能を健康に保ちやすくなります。

噛み合わせが悪いとどのような問題が起こる?

噛み合わせが悪く顎関節に痛みが出た女性

噛み合わせが悪い状態は、見た目の問題だけでなく、体のさまざまな部分に影響を及ぼす可能性があります。ここでは、噛み合わせが悪いことで起こりやすい問題について解説します。

食べ物を噛み切れない・咀嚼できない

噛み合わせが正しくないと、前歯や奥歯の役割がうまく果たせず、食べ物をきちんと噛み切ったり、すりつぶしたりすることができなくなります。その結果、食事に時間がかかるようになったり、しっかり噛まずに飲み込む習慣がついたりすることがあるのです。

十分に咀嚼できないと、食べ物をそのまま飲み込むことが増え、消化器官にも負担がかかります。また、噛む回数が少ないと満腹感を得にくくなり、食欲のコントロールにも影響することがあるでしょう。

虫歯や歯周病になるリスクが高まる

噛み合わせの不具合は、虫歯や歯周病の発症リスクを高める一因となります。

歯並び・噛み合わせが乱れていると、歯と歯が重なっている部分や歯と歯の間に歯ブラシが届きにくくなり、プラークや食べかすが残りやすくなります。その結果、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯ぐきの炎症を引き起こす可能性があるのです。

顎関節や筋肉に負担がかかる

噛み合わせが悪い状態では、上下の歯が正しく接触せず、噛むときに顎の動きが不自然になります。

こうした状態が続くと、顎関節に余計な負担がかかり、口を開けるときにカクッと音が鳴ったり、顎に痛みが出たりすることがあります。これを顎関節症といい、筋肉のこわばりや頭痛、肩こりを引き起こす原因にもなるのです。

噛み合わせのズレは気づきにくいですが、少しずつ身体に影響を与えている可能性があります。

マウスピース矯正で噛み合わせは治せる?

マウスピース矯正で噛み合わせは治せるのか疑問をもつイメージ

マウスピース矯正は、噛み合わせの改善にも効果がある矯正治療のひとつです。治療計画に従って作製された透明なマウスピースを順番に装着・交換していくことで、歯を少しずつ理想的な位置へと動かします。これにより、上下の歯が正しく噛み合うよう整えることが可能です。

マウスピース矯正は、軽度から中等度の噛み合わせの乱れに対応できるとされています。

ただし、骨格に起因するような重度の不正咬合については、マウスピース矯正単独での治療が難しい場合もあります。そのようなケースでは、ワイヤー矯正や外科的矯正が選択されるケースもあります。

いずれにしても、治療を始める前に精密な診断を受け、自分の噛み合わせの状態に合った治療方法を選ぶことが重要です。

マウスピース矯正で噛み合わせが変化する過程

マウスピースを装着する様子

マウスピース矯正では、歯の位置を段階的に動かしながら、噛み合わせも整えていきます。治療中は噛み合わせのバランスが変わることがあり、一時的に違和感を覚えるケースもありますが、多くの場合は最終的に安定した噛み合わせが得られます。

歯の移動に伴う噛み合わせの変化

マウスピース矯正では、複数のマウスピースを順番に交換しながら歯を少しずつ動かします。1枚ごとに歯をわずかに動かす設計になっているため、装置を交換するたびに歯の位置が変わっていきます。

歯の位置が変化すると、上下の歯が接触する位置も変わります。そのため治療の途中では、これまでと噛み方が異なるように感じることがあります。例えば、特定の歯だけが強く当たるように感じたり、奥歯の噛み心地が変わったりすることがあります。

しかし、こうした変化は歯が計画通りに動いている過程で起こるものです。治療が進むにつれて歯列が整い、最終的には上下の歯がバランスよく噛み合う状態に近づいていきます。

噛み合わせを確認しながら治療を進める重要性

マウスピース矯正では、歯並びだけでなく噛み合わせの状態を確認しながら治療を進めることが重要です。歯の移動によって上下の歯の接触関係が変化するため、定期的なチェックが欠かせません。

歯科医院では、歯の動きやマウスピースの適合状態を確認します。必要に応じて装置の調整や治療計画の見直しが行われることもあります。

このような確認を重ねることで、歯並びだけでなく噛み合わせのバランスも整いやすくなります。定期的な受診は、安定した噛み合わせを目指すための重要なポイントです。

マウスピース矯正で治せる噛み合わせとは

マウスピース矯正可能な受け口

以下に、マウスピース矯正で治療できる噛み合わせをご紹介します。

出っ歯

上の前歯が前方に突出している出っ歯は、マウスピース矯正で対応可能なケースが多いです。前歯が目立つことで口元のバランスが崩れて見えるため、見た目を整える目的で治療を希望する方も少なくありません。

マウスピース矯正では、前歯を内側に移動させることで、口元の突出感を抑えることが可能です。軽度から中等度の出っ歯であれば、外科的処置を伴わずに改善できる場合があります。

ただし、出っ歯の原因が骨格にある場合は、マウスピース矯正だけでは十分な効果が得られないこともあるため、事前の診断が重要です。

受け口

受け口とは、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態で、反対咬合とも呼ばれます。マウスピース矯正では、歯の傾きを調整することで、噛み合わせを改善できるケースがあります。

ただし、骨格的なずれが強い場合は、外科手術を併用するなどの対応が必要になることもあるため、精密な診断が重要です。

叢生

叢生(そうせい)とは、歯が重なり合ったりねじれたりして、歯並びがガタガタになっている状態を指します。顎の大きさに対して歯が並ぶスペースが足りないことで起こることが多いです。

このような状態でも、マウスピース矯正で歯を少しずつ動かすことで、歯列を整えられる可能性があります。歯の位置が整うことで清掃しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも軽減されます。

叢生の程度によっては、ワイヤー矯正が選択されることもあるため、事前の精密検査が重要です。

開咬

開咬(かいこう)は、奥歯しか噛み合わず、前歯にすき間ができている状態のことをいいます。発音や食事に支障が出るだけでなく、口呼吸の原因にもなりやすい噛み合わせです。

マウスピース矯正では、歯の位置と傾きを細かくコントロールしながら、上下の前歯をしっかり噛み合うように導いていきます。

過蓋咬合

過蓋咬合は、上の前歯が下の前歯を深く覆っている噛み合わせの状態です。噛み合わせが深いため、下の前歯がほとんど見えない場合もあります。この状態では、前歯に強い力がかかりやすくなります。また、下の前歯が上の歯ぐきに当たりやすくなることもあります。

マウスピース矯正では、歯の位置や角度を少しずつ調整しながら歯列全体のバランスを整えていきます。上下の歯が適切に接触する位置へ近づくことで、噛み合わせの状態も改善されていきます。

マウスピース矯正で噛み合わせを整えるためのポイント

マウスピースを洗浄するイメージ

マウスピース矯正で噛み合わせを整えるためのポイントは、以下のとおりです。

マウスピースの装着時間・交換時期を守る

マウスピース矯正では、装置を一定時間装着することで歯に力がかかり、少しずつ歯が移動していきます。そのため、決められた装着時間を守ることが大切です。

装着時間が不足すると歯に十分な力が伝わらず、歯の移動が計画通りに進まないことがあります。また、マウスピースは段階的に歯を動かす設計になっているため、交換するタイミングを守ることも重要です。

装着時間と交換時期を守ることで、歯並びだけでなく噛み合わせのバランスも整いやすくなります。

マウスピースの装着方法を守る

マウスピースは歯列にしっかりフィットさせて装着する必要があります。浮きやずれがある状態では、歯が予定された方向に動きにくくなる可能性があります。そのため、装着する際には、マウスピースが歯全体にきちんと密着しているか確認することが大切です。

正しい装着方法を守ることで、歯の移動が安定し、噛み合わせの調整もスムーズに進みやすくなります。

口腔内を清潔な状態に保つ

マウスピース矯正では、装置を長時間装着するため、口腔内の衛生管理がとても重要になります。

歯やマウスピースに汚れが残っていると、細菌が増えやすい環境になります。食事のあとは歯磨きを行い、口腔内を清潔にしてからマウスピースを装着することが大切です。また、マウスピース自体もしっかり洗浄し、清潔な状態を保つようにしましょう。

口腔内を清潔に保つことで、矯正治療中のトラブルを防ぎながら治療を進めやすくなります。

定期的に歯科医院でチェックを受ける

治療中は、歯の動きや噛み合わせの状態を確認するために、定期的に通院する必要があります。定期的に歯科医院でチェックを受けることで、歯が予定どおりに動いているかを確認でき、必要に応じて治療計画を見直すことができます。

また、噛み合わせの変化によるトラブルや、虫歯・歯周病といった予期せぬ問題にも早期に対応できるのがメリットです。自己判断で通院を怠ると、トラブルの発見が遅れ、治療期間が延びたり、満足のいく結果が得られなくなったりするリスクがあります。

まとめ

マウスピースを持って笑顔を見せる女性

マウスピース矯正は、透明な装置を使って歯を段階的に動かしながら歯並びと噛み合わせを整えていく矯正治療です。

歯並び・噛み合わせが整うことで見た目の印象が変わるだけでなく、食事のしやすさや発音、顎への負担などにも良い影響が期待できます。噛み合わせは口腔機能に大きく関わるため、歯並びとあわせてバランスを整えることが大切です。

治療の途中では歯が移動することで噛み合わせの感覚が変わることがありますが、段階的に歯列が整うことで最終的な噛み合わせへ近づいていきます。

また、マウスピースの装着時間や交換時期を守ること、口腔内を清潔に保つこと、歯科医院で定期的に確認を受けることも治療を進めるうえで重要です。

マウスピース矯正の仕組みや噛み合わせの変化を理解しておくことで、治療への不安を減らしながら取り組みやすくなります。

マウスピース矯正を検討されている方は、高松市香西本町の歯医者「浮田歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院は、虫歯や歯周病がなくなるような歯科医療を目指しています。治療のためでなく、治療しなくてすむために歯科医院に通っていただけるよう、日々さまざまな診療を行っています。

当院のホームページはこちらネット予約も受け付けておりますので、ご活用ください。

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